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「キャンプ活動の目的」

こんにちは。Michibikiスタッフの久保です。
今回は前回のblogでお知らせしたキャンプの意義についてお話しします。
<はじめに>
みなさんは、毎日どのくらい自然とふれあっていますか?
いまの社会では、たくさんの機械が使われるようになり、自然の中であそぶ時間が少なくなってきているように思います。
たしかに、機械はわたしたちの生活を手助けしてくれるものです。
しかし、小さな子どもが早いうちからたくさんの機械を使うのは、小学1年生の子が、いきなり大学生の勉強をするようなものだと私は思います。
子どもにとって大切な「心や体の土台」をつくる時期に、機械ばかりにふれてしまうと、育ちにとってよくないこともあるのです。
そこで、今回は私が大切にしている「子どもの育ちの段階(発達)」についてお話ししたいと思います。
<人類発達の6段階>
心理療法士で乳幼児の発達問題における専門家であるモンタナーロ博士が解いた『人類発達の6段階』というものがあります。モンタナーロ博士はどの人類もこの発達段階を辿っていると同時に、大昔から人類はこの6段階を経て今の人類となっていると言いました。
心理療法士であり、赤ちゃんや小さな子どもの発達の専門家でもあるモンタナーロ博士は、「人の育ちには6つの大切な段階がある」と伝えています。
この6つの段階は、『人類発達の6段階』とよばれています。
モンタナーロ博士は、どんな人もこの6つの段階を通って育っていくと考えました。
さらに、昔の人たちもこの6つの段階をたどって、今のわたしたち人間になってきたのだと話しています。
第一段階 「手を使う人」
第二段階 「考える人」
第三段階 「信じる人」
第四段階 「遊ぶ人」
第五段階 「決断する人」
第六段階 「協調する人」
<土台づくりを大切に>
モンタナーロ博士の『人類発達の6段階』を、より身近なことばに言い換えてみました。
第1段階:自然の中で体や手を使って活動する
Ex)火をおこし、テントを立て
第2段階:自然を観察し、探求する
Ex)五感(目・耳・鼻・口・手)を使って自然を感じたり、知ること
第3段階:自然や身の回りのことに感謝する
Ex)水や食べ物、太陽など「当たり前」と思っているものに「ありがとう」と思えるようになること
第4段階:思いついたことを自由に遊びにする
Ex) 自分でルールを考えたり、工夫して遊ぶこと
第5段階:自分の考えや気持ちを外に出せるようになる
Ex)「ぼくはこう思う」「わたしはこうしたい」と伝えられる力
第6段階:いろいろな人と協力できるようになる
Ex)自分とは違う考えを持つ人とも、いっしょに活動したり助け合ったりする
<キャンプ活動でできること>
子どもの育ちをサポートするには、「自然の中で過ごす体験」がとても大切だと私は考えています。
子どもたちは何のために勉強するのでしょうか。
もちろん良い学校に入るため、有名な会社に入ることを目標に頑張っている人も否定することはありません。
しかし、「自分で考えて行動する力」はこれから長い人生を生きていく子どもたちにとってとても大切な力です。そして、この力は大人になって突然身につけようとしても難しい力ですので、子どもの頃だからこそ身につけるべき力だと私は考えています。
なぜならそれらは、「入ること」が目標になっているからです。
持続可能な人生を送るためには、「自分で考え行動する力」が重要になるのです。
この力は大人になって突然身につけようとしても難しい力です。
<さいごに>
Michibikiでは、キャンプ活動を通じてこのような学習に必要な土台を形成することも大切にしています。吸収力が高い子ども時代に人生の土台である力を一緒に身につけていきましょう。
無理して学校に行かせたくない。将来の選択肢をまもってあげたい。
どちらも、おなじくらい大事だと思うから。
Michibikiゼミは、自立支援と進学支援のハイブリット型学習塾。
特性を持つ子どもたちのことを深く理解し、ペースも、教材も、学ぶ順序も、一人ひとりに合わせた学びを提供します。
授業についていけなくても、学校のルールがまもれなくても、じぶんに合った学び方さえできれば、勉強はできるようになる。可能性は広げられる。
わたしたちは、そう信じています。
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