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「Michibikiゼミと学校とはどんな違いがあるの?」

こんにちは。Michibikiスタッフの久保です。
今回は、「せたがやインクルーシブ教育ガイドライン」をもとにMichibikiゼミと学校の違いをお話していきます。
<インクルーシブ教育について>
「せたがやインクルーシブ教育ガイドライン」によると、インクルーシブ教育を理解するにあたって、インクルージョン(包摂)という言葉の理解が必要不可欠とされています。
インクルージョンとは、「個々人のもつ特性・特徴に関係なく、すべての 人が学校生活やその後の社会生活に平等に参加できる状態」を指します。
以下の表1は、インクルージョンと比較される異なる状態として、
・エクスクルージョン(排除)
・セグリゲーション(分離)
・インテグレーション(統合)
があり、これらの状態を、フランス経済・社会・環境評議会資料(2014年)を参照し、「せたがやインクルーシブ教育ガイドライン」が、わかりやすく示したのものです。
表1「インクルージョン(包摂)とは」
出典:世田谷区教育委員会事務局 2025「せたがやインクルーシブ教育ガイドライン」, p.2
このことからインクルーシブ教育とは、誰もが排除、分離されることがなく、また、インテグ レーション(統合)といった見かけ上の同じ学びの場でもなく、一人ひとりがそれぞれにあった学びを同じ空間で出来ることが、インクルーシブ教育だと言えるでしょう。
<インクルーシブ教育の課題点>
インクルーシブ教育は近年、多くの地域社会で広がっています。
しかし、学校機関でのインクルーシブ教育には様々な課題点が挙げられます。
例えば、
①教員の専門性や人員不足
②学級運営の困難さ
③制度的な制約
④インテグレーション(統合)といった「形式的なインクルーシブ化」
⑤子どもや保護者へのサポート不足
⑥一般児童やその保護者の理解不足
これらなどが挙げられます。
以下、表2は「公教育、民間教育とMichibikiゼミのちがい」について比較したものです。

表2から分かるように、
Michibikiゼミでは、学校機関では補えない面を補完する場、つまり、公教育と民間教育の橋渡し的役割をになっています。
<Michibikiゼミにできること>
Michibikiゼミには以下のような特徴があります。
①学校や地域社会、専門機関との連携
②生活面・心理面でのサポート
(生活・心理基盤あっての学習効率向上、という考え方)
③自己理解と向き合うためのサポート
学校の担任の先生から普段の子どもの様子をキャッチアップして、Michibikiの授業に応用させたり、学校生活や習い事での人間関係や日常のもやもやに耳を傾ける時間を大切にしたりと、Michibikiゼミならではの配慮を含めた対応を心掛けています。
一方で、学校機関とは異なり、「多種多様な人々との関わりが減ってしまうのでは」「社会的スキルは身に着くのかしら」と、社会的な発達面で心配を抱かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
社会的発達を促すためには、多種多様な価値観や特性を持った人との出会いや関わりが必要となります。
そこで、Michibikiゼミでは、月に1度、担当講師と一緒にBBQをしたり、焚き火を囲みながら話をする「キャンプの会」を実施しています。
キャンプと聞くと、大人数での宿泊をイメージされると思いますが、
現在は、日帰りかつ1家庭ごとに実施しています。
また、保護者同士や子ども同士がもともと交流のある場合には、2家族一緒にキャンプに参加することもあります。
今後、保護者間の交流や子ども同士の交流を目的にしたキャンプを実施する予定です。
子どもたちの発達や成長に合わせて臨機応変にキャンプを構成し、実施していこうと考えています。
このキャンプでは、担当スタッフ以外のスタッフと出会う機会にもなります。
Michibikiゼミは多種多様なスタッフが在籍しています。
たくさんお話をして、「先生=勉強を教えてくれた人」ではなく、「先生=あの先生に出会えたから今の私がある」と思えるような関わりが出来るようサポートしていきます。
生まれ持ったものや生まれ育った環境に関わらず誰もが自分の可能性を最大限発揮できる世の中を一緒に作りましょう。
次回は、キャンプ活動の意義をお話します。お楽しみに!
無理して学校に行かせたくない。将来の選択肢をまもってあげたい。
どちらも、おなじくらい大事だと思うから。
Michibikiゼミは、自立支援と進学支援のハイブリット型学習塾。
特性を持つ子どもたちのことを深く理解し、ペースも、教材も、学ぶ順序も、一人ひとりに合わせた学びを提供します。
授業についていけなくても、学校のルールがまもれなくても、じぶんに合った学び方さえできれば、勉強はできるようになる。可能性は広げられる。
わたしたちは、そう信じています。
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