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自分の恩師について

Michibikiスタッフの小林です。

 

今回は、「自分の恩師」についてお話ししていきたいと思います。

 

恩師との出会いは、中学1年生でした。

 

私の中高時代は、4月の時点で忘れ物を毎日最低3つはするし、小学生と比べて、レベルの上がった授業に驚くとともに集中力がなかなか続かない状況で、自分でもどうしていいか分からず、新しい環境の中で右往左往していました。

 

恩師は「理科2」の担当で、斬新な授業スタイルをとる先生でした。

 

『教科書に掲載されている基礎的な知識は教えるので、それ以外の余った時間で「自分なりのノート」を作ろう!渡したプリントや資料集を破いたり、コピーして切り貼りしてもいいよ。知識も一緒に書き込もう。』

 

と初回授業で伝えられました。聞いた瞬間は衝撃でしたが、徐々にワクワクの気持ちが私の心を埋め尽くしたことを今でも鮮明に覚えています。学んだ知識と知識を図で見たり、自分で「こうかな?」と考えながら書くことが好きだったため、とても理解がしやすく楽しく学べました。

 

それからというもの、この授業はとてつもない集中力を発揮し、授業時間外での勉強で理科2のノートを作りながら学習することはとても好きな時間でした。

 

今まで出会ってきた「先生」とあまりに違ったけれど、初めて授業を受けた日に「先生」を人生で初めて好きになりました。出会ってから現在に至るまで、自分が本当に興味のある学びを選択できているのはこの先生のおかげです。

 

なぜこの授業が私にあっていたのか、そしてこの恩師との出会いが私にこれほどの影響を与えたのか、3つの視点から見ていこうと思います。

 

1:学ぶことの面白さを初めて知った

 

前回のブログでも少しお話しさせていただきましたが、文字ばかりの教科書での学習や座学でずっと聞いているだけの授業スタイルだと理解が浅くなったり、集中が続かないことがありました。

 

いつの間にか「授業ってつまらない、勉強ってつまらない」と思うようになっていました。

 

この理科2の授業では、先生のお話を聞いて文字を書くということだけでなく、学んだ知識と知識を図で見たり、自分で「こうかな?」と考えながら書くこともあったため、とても理解がしやすく楽しく学べました。理解をし、「これはこういうことなのかな?」と発展的な疑問や問いが自分の中に生まれたことが不思議で、でもその状態がすごく楽しくてどんどん学ぶようになっていきました。

 

ただ「テストでいい点数を取る」ための知識を入れる面白くないことから、学ぶ「プロセス」の楽しさを初めて実感し面白いことかもしれない、と認識が変化するきっかけとなり、これが私の学びとの向き合いが始まった瞬間でもありました。

 

2:学ぶ空間の余白があった

 

1と重なってしまう点もありますが、集中があまり持続しない私にとって、ノートをずっととるだけではなく、実際に工作のような感じで学びを深められることが自分とあっていました。まとめノートを作る時は、教科書を読んでてもいいし、資料集を見ててもいいし、切り貼りしててもいいし、自分なりに図でまとめててもいいし、、というように授業という枠のなかにたくさんの「自由」がありました。自分で何をするか選べる選択肢があることがとてもよかったです。

 

3:学びは1パターンではない

 

これは後々認識したことですが、この授業での学びの経験が「学び方は1つではない」と潜在的な認識を生み、学び方の創意工夫をすることや知りたいを追求した結果、学びの場を学校外にも置き課外活動に挑戦するということにも繋がっていました。

 

この恩師との出会いは、私にとって「学ぶこと」を根本から変えました。
学びには様々な形があり、自分の特性に合ったスタイルがあっていいこと、それを見つける・知ることで、学びの本質的なおもしろさを知ることができるようになりました。

 

当塾「Michibikiゼミ」の講師を務める今でも、「学び方の多様性」は大事にしています。私に合う勉強法が、他の全ての人に合うことはありません。一人ひとりの興味を持つこと、やりやすい方法を一緒に模索しながら、「学ぶことの楽しさ」に気づいて欲しいと思っています。

 


 

無理して学校に行かせたくない。将来の選択肢をまもってあげたい。

 

どちらも、おなじくらい大事だと思うから。

 

Michibikiゼミは、自立支援と進学支援のハイブリット型学習塾。

 

特性を持つ子どもたちのことを深く理解し、ペースも、教材も、学ぶ順序も、一人ひとりに合わせた学びを提供します。

 

授業についていけなくても、学校のルールがまもれなくても、じぶんに合った学び方さえできれば、勉強はできるようになる。可能性は広げられる。

 

わたしたちは、そう信じています。

 

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