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自分なりに工夫してきた勉強法

Michibikiスタッフの小林です。
今回は「自分なりに工夫してきた勉強法」についてお話ししたいと思います。
私の個人的なお話になりますが、幼少期に軽度のADHDと診断を受けました。主な特性としては、集中力が切れやすい、忘れ物が多い、興味のあることに過集中しすぎる、といったことがあります。学校は特別支援学級という選択肢もありましたが、小学校は通常学級に進学し、中高も一般的な私立学校に入学しました。
学校生活という面において「どうやって勉強をするのか」は最大の課題と言っても過言ではなく、私自身もとても悩んだ点です。授業時間の中で持続して集中できることがあまりなかったため、授業時間内で学ぶ内容の量に他のみんなと比べて差があったり、理解が一歩遅いことも多々ありました。
そんな中で、自分なりではありますが、勉強に対してどのような工夫をしてきたか、意識していたポイントを3つご紹介できればと思います。
1:宿題をメモする紙を1枚にする
1日にいろんな教科があるため、家に帰ってからどの教科でどんな宿題があったか分からなくなってしまったり、どれから手をつけていいかわからなくなってしまうことがありました。そして、そのまま忘れてしまって提出日に気づく、、、までがセットでした。
どんな教科でもとりあえず宿題の内容と提出日を書くことで、後から見てもそこに全部書いてあるという安心感を持てること、そしてやることを整理しやすくしていました。やり終わったものは線を引いて、1枚に集約しているため線がいっぱいになることを「やり切った!」と視覚的なモチベーションに繋げていました。
2:図が多く載っている教科書・資料集でイメージを掴む・図を書いてみる
私の場合、文字ばかり記載されている教科書だと理解が追いつかず、わかるようでわからない状態になってしまったり、なりより集中が続かないことが多かったです。そのため、図や絵などの視覚的な情報の入力方法を意識して、学校などの教科書などに自分なりの理解を図にして書き込んだり、資料集などとセットで勉強していました。
授業中は先生の解説を1から100まで聞くことに集中しすぎてしまい、「聞く」という「動作」だけに集中して肝心の内容が頭から抜けてしまうことがありました。そのため、先生の解説で「ここは大事なところです」「先生が強調しているポイント」に注力して耳を傾けて、理解できたことをできる範囲で書き込む・メモすること、または教科書に印をつける程度にしていました。
中学生の理科2(生物、地学)という教科では、教科書に図が沢山あることが嬉しくて、楽しく学ぶことができたため、自分なりに教科書の図や資料集の図をまとめたノートを作ったりもしていました。
そうすることで、情報の繋がりも見えてきやすくなり理解が深まる機会にもなります。
3:どこがポイントか掴む練習をする
これはすぐに取り入れるのは難しいものだと思いますが、勉強は中長期的な視点で「学び方を考えること」も大事だと思っています。
やはり集中力が持続しづらいことで授業に全力で集中するのは難しかったため、授業中にお話を聞いたり教科書を読んだりするということを同時並行で進めることも困難に感じることが多くありました。
そんな中で授業時間や勉強できる時間はある程度限られていることも考慮すると、受験が近づくにつれて「自分のできる限り効率よく学ぶか」に関しても意識を向け始めました。
「今日の授業内容をまとめるとしたら?」というお題を持って、授業後にどこがポイントだったかを一旦認識しておきます。そうすることで一番大事なところ、主軸を理解することができるため、そこに肉付けしていくような形で後から勉強していくことができます。
徐々に、スモールステップで、焦らずゆっくりとやってみて「どこがポイントかを掴む」感覚を養っていくような形で進めていきました。
以上のようなポイントを学校生活を送る中で悩み、葛藤しながらではありましたが、自分なりの勉強法を見つけていき、学習スタイルを確立していきました。大変なステップではありますが、自分に合った方法を見つけていくことはとても大切なことだと実感しています。少しでもご参考になれば嬉しく思います。
Michibikiゼミではこの「自分にあった勉強法を構築する」という点に特に注力して授業を行っています。
もちろん直近のテストでいい点数を取らないと…と焦る気持ちもあるかと思いますが、中長期的に見ると、「自分にあった勉強法」で勉強していくことはとても大切になってきます。
受験に関わらず、将来大人になり仕事をしていく上でも、自分にあった仕事の仕方を確立することで、仕事を楽しみながら長く続けることができると思います。小中学生のうちから、「自分にあった勉強法」を身につけ、将来の土台をつくっていきましょう!!
無理して学校に行かせたくない。将来の選択肢をまもってあげたい。
どちらも、おなじくらい大事だと思うから。
Michibikiゼミは、自立支援と進学支援のハイブリット型学習塾。
特性を持つ子どもたちのことを深く理解し、ペースも、教材も、学ぶ順序も、一人ひとりに合わせた学びを提供します。
授業についていけなくても、学校のルールがまもれなくても、じぶんに合った学び方さえできれば、勉強はできるようになる。可能性は広げられる。
わたしたちは、そう信じています。
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